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のんべんだらりん。

ただ僕は語りたい。自分の正体がわかるならそれでいい。

MOON LIGHT MILEというSF漫画を是非読んでほしい。

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きりんです。

 

MOON LIGHT MILEって漫画についてお話します。

 

初めてまともに読んだSF作品

この漫画を僕が初めて手に取ったのは恐らく中学生の時だろう。カッコイイ背表紙に魅かれた。一巻冒頭から"オイオイ...."となる描写が当時は脳裏に焼き付いて離れなかった。思い出すたびに惚けていた記憶がある。

漫画のテーマは"宇宙"。非常に近未来的な、現実味のあるストーリー仕立てとなっている。話の内容は小難しいものであるかもしれないが、それ以上に興奮と感動を与えてくれた漫画である。しかし未完の漫画であるので、太田垣康男氏にはサンダーボルトうんぬんよりこちらの漫画の執筆に励んで頂きたいものである。お願いしまぁす!

 

猿渡五郎の姿と彼の人間性

注目すべきは彼の人望だ。人に注目されその上で愛されるためには"技能"がいる。私は彼からそれを学んだ。彼の持っている能力が優れていることのハッキリした描写は少ないが、彼のあっけらかんとした描写に自信と積み重ねた努力を想像した。勝手な想像でしかないが、それが教養と言われるものであるだろう。ちなみに私はあまり自信が無い。

 

話を戻そう。彼が魅力的に映るのは偏に"先見"があるからに他ならない。これは多くの描写がされているので分かりやすい。

 

第一巻において彼は"白雪姫のお告げ"としてあるパートナーと宇宙進出を志す。そこから彼は"ブルーカラー(要は現場作業員)"が必要となると判断し様々な免許や技術を獲得し、宇宙を目指した。対してあるパートナーこと、通称:ロストマンは軍事事業が宇宙事業につながると判断し、軍から宇宙を目指した。

 

ここで僕は少し引っかかった。彼ら二人のどちらのルートが最善なのだろうか。いや僕が言及したいのは五郎だ。彼本人の描写について気になる部分がある。

 

当時から既に「宇宙に行くにはロケットが必要で、特別な訓練を受けた人達にしか行けない」という知識?は持っていたので、五郎のルートは少し不思議だった。「へー、こんな人達が必要となる時代なんだー。」って。いや・・・・・・待てよ?・・・・五郎の描写には、読み手であるはずの日本人から離れた表現だと感じたのはいささか無粋だろうか。

 

しばしば"日本人は個人を尊敬する文化が余り無いように思える"という情報を目にすることがある。めっちゃわかる。それは敬語という言葉の存在のせいだろうと個人的には思っている。いわば、『敬語を使えばどんな立ち位置の人とでも会話が出来るね!』という意識が我々の中にあるのではないか?と。海外ではそのような立場の人と会話をするには"向こうから話しかけてもらうしかない"という事ではないか?ってね。(固定化して使える道具なので、いざ外国人に話しかけられた際、"日本語じゃ通じない!"って発想に至る人が多い(主観)のはこの敬語って道具が原因だったり......とか)ソースも無いし所詮僕の空想でしかない。けど"尊敬"ってのはとどのつまり"美化"する辺りに帰着してる気がするんだよね。

 

でコレが何の関係があるかと言うと、五郎とロストマンが対比になっている。それがライバルのような関係でこの漫画の面白い理由の一つではあるが.......僕は五郎が"綺麗すぎる"ことが気になって仕方がない。

 

漫画のキャラクターである以上、彼は"スター性"のようなモノを持って彼自身の周囲より目立たなくてはいけない。その上で読者を引き付けるような主人公で無ければいけない。読者に"カッコイイ!"って思わせねばならない。そうなれば"穢れ"を彼に纏わせたくないのは至極当然。それに宇宙というスケールの大きなテーマである。志の高い目標を持った主人公に、多くの人が未知である宇宙までのその道程に、わざわざ肥溜めをこしらえてやる必要性は全くないだろう。それこそ訳の分から無いストーリーになってしまう。

 

 彼が綺麗に見えるのは"努力"が全く感じられないということだ。陰で膨大な努力をしてきたような貫禄や風格、"大物"感を読み手に感じさせる。しかしこの表現は我々がリアルに存在している日本に相応しく無い気がしてならないのだ。ぶっちゃけ、日本って個人の野心を蔑ろにしたり、目立つものは叩く風潮が強すぎない?でも日本の多くの漫画で努力や鍛錬描写がある主人公は総じて虚構ってわかるからそれはそれで楽しめるコンテンツなのだろうけど、この漫画ってリアルすぎるせいか、実在する日本の文化を基準に読んでしまうせいで、主人公の描写が誇大過ぎてすっごく気になるんだよ!!!!!

 

言いたいことはそれだけ。

 

いやでもマジで面白いからね。この漫画。読んでよかった本当に思う。

 

この漫画無かったら宇宙なんてものに一切興味持たなかっただろうなぁ。

 

一読の価値ありっす。

では。